2018年09月11日

【第24回全国棚田サミット 小谷村】 第6分科会では・・・

2018.9.10
【第24回全国棚田サミット 小谷村】 第6分科会では・・・


初めて参加した、【全国棚田サミット】

今回で第24回目の開催地は、長野県の北部、

小谷村(オタリむら)でした。



我々、鞍掛山麓千枚田保存会は、

9月8日(土)10日(日)2日間、参加してきました。



【第24回全国棚田サミット 小谷村】 第6分科会では・・・




第24回全国棚田サミットのホームページはこちら↓↓↓

http://www.otaritanada.com/



午後一の分科会は、

⑥棚田まもりびとミーティング 
 ~棚田はどのように守るのか~



【第24回全国棚田サミット 小谷村】 第6分科会では・・・



ふたつの事例と、

農水省による39の棚田保存会から

採取したアンケート結果が発表されて、

それらに関してのディスカッションがされました。



棚田を守るうえで共通する課題のトップ3は、

1.保全団体の高齢化、後継者の確保: 37団体

2.資金、収入の確保: 28団体

3.人員不足: 21団体



高齢化は先進国が抱える社会課題であり、

魅力的な施策を実行して、孤立を防いでいくしかない。

保存会としても数々の施策を打っているが、

後継者確保につながる魅力ある施策が、

課題となる。




それには若い力が欠かせず、

卵が先か鶏が・・・になりがちだ。



私自身としては、

とにかく動いてみることを心がけている。

小さな動きが波動の様に伝われば、

後継者候補も現れると信じている。





厄介なのは、

2.資金、収入の確保 である。



我が保存会は、農水省が行っている、

「中山間地域等直接支払」の支援制度を今回は見送った。



この制度は、

急傾斜な棚田を保全するための支援金が払われる。



しかし、

5年連続で受ける側の保存会が、

決められた範囲を維持しなければ、

返金が要求される厳しい制度となっている。



ある意味、

税金が投入されるのであるから、

縛りがきつくなって然りなのであるが、

高齢化が進み、明日無くなるかもしれない命に

5年の縛りは相当に厳しいのだ。



我が保存会は、

3期目の申請を泣く泣く諦めることにした。



保存会の要望としては、

「5年の縛りを緩和して欲しい」というものだった。



行政側とすれば、

そこの判断が難しい。

しっかりと、耕作者側に立って、

次期は検討していただきたい。



が、

今一つ、

自身の考え方と合わない・・・



やはり、

お金は我々が生み出すものであって、

生み出した金には縛りはない。



高齢化して、

なかなかチャレンジするのが困難な現状の中、

私たちのような、

明日への希望を捨てきれない、

諦めの悪い世代が頑張るしかない。



そんな想いを抱きながら、

次の分科会へ足を運ぶと、

そこにはとんでもない事例が控えていた。



つづく










いつもありがとう



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Posted by nmaruGT  at 12:52 │Comments(0)四谷の千枚田講演・講話

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